2021年度愛知県ロボット国際大会競技チーム強化支援事業に採択されました
2021年11月に、愛知県国際展示場において「ロボカップアジアパシフィック2021あいち 」が開催されます。これは昨年度に予定されていた「ロボカップアジアパシフィック大会2020あいち」がCOVID-19の世界的流行のため延期されたものです。愛知県は、このロボット国際大会において県内チームが優秀な成績を収めることを目指し、県内チームに対して専門家による指導やロボカップ関連大会への参加を支援しており、今年度もRoboDragonsは支援チームに採択されました。
これによって、ロボット競技の第一線で活躍する専門家やロボカップ経験者等から技術指導を受ける機会を獲得し、6月にオンライン開催される世界大会のRoboCup 2021や、ロボカップジャパンオープン2021の参加支援を受けることになります。
RoboDragonsは小型移動ロボットによってサッカー競技を行うリーグであるSmall Size League (スモールサイズリーグ、SSL) に出場しています。フィールドを見下ろすカメラと審判からの情報が両チームに送られ、各チームはそれらの情報をもとにロボットを自動制御し、基本的に人間による操作を受けることなく試合を行います。素早い動きと連携が特徴のリーグで、人間の行うサッカーのようなテンポの良さがあります。
オンライン開催されるRoboCup 2021では、SSLもシミュレーションによるバーチャルトーナメントでの競技(6月21日〜27日)を行います。 これにより損なわれる実機ロボットによる競技をカバーするために、Hardware Challengeがバーチャルトーナメントと同時開催されます。
RoboDragonsはSSLの世界大会でベスト8を13年間キープしており、2009年に世界第2位、2007年、2014年に世界第3位を獲得しています。また、ジャパンオープンでは4連覇中です。今回の支援をもとに、学術的深化と世界第1位の同時達成を目指してチームを成長させていきます。